『希望の給食―食と農がつむぐ自治と民主主義』予告編
作品詳細
日本全国の小中学校で提供されている学校給食は、子どもたちの健康と成長を支えるだけでなく、食について学ぶ生きた教材の役割も担っています。近年では、給食への地場農産物や有機農産物の導入が注目を集めています。
しかし、給食が実現すべき価値は「食の安全」だけにとどまりません。年間を通じて大勢の子どもたちが食べる給食には、どんな食材を誰が作り、どう届けるか、調理をどう行うか、といった仕組みづくりが欠かせず、給食をめぐる選択は地域のあり方をも左右します。給食を見つめ直すことは、食への権利、地域の発展、自治体による自治といった課題に挑戦していくことでもあるのです。
実際、日本の各地の自治体では、給食を軸にした地域の再生が始まっています。生産者の育成や自然環境の保全、子どもの貧困といった課題への取り組みの中で、給食の役割が改めて注目されているのです。さらに隣国・韓国では、学校給食の改善を求める市民運動をきっかけに、有機食材を用いた給食を無償で実施する「親環境無償給食」がすでに定着しつつあります。
日本と韓国の自治体での取り組みへの取材を通じて、地域の未来を形作る給食のあり方を考えます。
●事例紹介
(日本)千葉県いすみ市/長野県松川町/東京都武蔵野市
(韓国)京畿道ファソン市
●作品情報
【企画・監修】
内田聖子/小口広太/白石 孝
【監督・撮影・編集】
香月正夫(株式会社セミコ)
【出演者】(順不同/敬称略)
鮫田 晋/太田 洋/矢澤喜久雄/宮川 聰/宮川宏子/宮島公香/宮下智博/木下めぐ美/久保田純治郎/牛久保二三男/北原浩平/田中浩子/戸田喜久雄/徳永由紀子/竹之内あかね/湯澤智春/内田聖子/小口広太/白石 孝/イ・ビンパ/イ・へビン/チェ・ハンサン/キム・サングォン/ノ・ギョンエ/ペク・ジュウォン/ハン・サンオプ/イ・サンベ/ユ・ウンヒ
【ナレーター】
内野恵理子
【制作】
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
2022年/日本語/カラー42分
掲載情報
- 「女性のひろば」(2024年2月)
- 「日本農業新聞」(2023年9月17日)
- 「しんぶん赤旗」(2023年9月8日)
- 「生活と自治」No.652(2023年8月)
- 「内外教育」第7086号(2023年6月)
- 『有機給食スタートブック 考え方・全国の事例・Q&A』(農文協刊、2023年4月)
- 「全国革新懇ニュース」 第448号(2023年4月)
- 「日本農業新聞」(2023年3月22日) →ウェブ版記事へ
- 「農民」第1541号(2023年2月20日)
- 「I女のしんぶん」第1287号(2023年1月31日)
- 「ふぇみん」No.3342(2023年1月25日)
- 「消費者リポート」No.1665(2023年1月20日)
- 「季刊地域」No.52(2023年1月)
- 「文化連情報」No.537(2022年12月)
- 「月刊マスコミ市民」No.647(2022年12月)
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